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SHIMANO(シマノ)105じゃなきゃダメ?TIAGRA(ティアグラ)との違いを比較しました!

 
目次
1.SHIMANO 105 VS TIAGRA ― クランク・ブレーキの違いをチェック。

ロードバイク向けパーツ SHIMANO 105 VS SHIMANO TIAGRA 両者の違いを比較!

2017モデルのロードバイクが登場してから、購入するモデルをご検討されている方。「コンポーネント(変速+ブレーキパーツの総称)」の違いが気になっていませんか?雑誌やロードバイク経験者のアドバイスだと「SHIMANO 105にしとけば間違いないよ!」と言われるはず。しかし15万円~20万円付近のご予算でご検討中の方は「TIAGRA搭載モデル」も視野に入りますよね。
 
今回は105とTIAGRAの違いについてご説明いたします!
 

1.共に4アーム仕様になり、快適性をUPさせたクランク
 
3年ほど前、シマノのロード系コンポーネントのクランクはチェーンリング固定のアームを「4本足」に変更しました。この変更により、ペダリング時の脚への負担を左右均等にする事に成功しています。この点ではどちらを選んでも快適なペダリングが出来る。という訳です。

 

 

1枚目:105クランク 2枚目:TIAGRAクランク
 
1-1.重量差は105に軍配が上がりました
 
では、105とTIAGRAでは全く同じ?というとそうではありません。クランクアームとチェーンリングの作りに違いがあります。その違いは「重量」に繋がっているようです。上の写真をご覧ください。左の105チェーンリングは裏側に大きな切削が施されていますね。一方、TIAGRAではその部分が少ないです。
 
また、105のクランクアームはシマノが「HOLLOWTECHⅡ(ホローテック2)」と呼んでいるクランクアーム内を中空にして軽量化と剛性UPを図る技術が使われています。(TIAGRAには使用されていません。)
 
結果的に、重量はSHIMANO 105のクランクがTIAGRAより軽量に仕上がっています
 
 
2.ブレーキの違いは明確にあるものの、後からアップグレード可能
 
次に制動力を司るブレーキについて比較しましょう。105はDura-Ace(デュラエース)やUltegra(アルテグラ)と同様に、最新の「SLR-EV」というテクノロジーを搭載したモデルになっていて、少ない力で強力な制動力を生み出す構造になっています。
 
一方、TIAGRAも進化をしています。現行から一つ前までデュラエースなどにも使用されていた「NEW SUPER SLR」というテクノロジーが採用されています。こちらはSLR-EVと比較すれば、レバー動作に要する力は必要※1ですが、十分な制動力を備えています。
 
また、シマノパーツには異なるモデルのパーツを組み合わせた時、動作を保証する「互換性」が示されています。TIAGRAの操作レバー(STIレバーと言います)と105のブレーキは互換性が保証されている(=組み合わせ可能)となっているので、万が一TIAGRAブレーキの制動力に満足いかない場合は、105ブレーキへアップグレード可能となります。
 
※1 SLR-EVは完璧なセッティングなら指1本でも制動力を発揮するのに対し、NEW SUPER SLRは指2本で同じように動作する…という程度の差です。

次はフロント&リア変速系統の違いを比較します!

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