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Precision Fit(プレシジョンフィット)適正なステム長って何mm? 2

前回の続き

さて前回はステムについて簡単なお話をしましたが、今回は実際にステムを選ぶ際に重要となるポイントをお話したいと思います。

ステム長以外にも重要なポイントとは

それはステムの「角度」です。ステムには長さの他に色々な角度のものが用意されており、同じ長さのものでも角度が違えば自転車のポジションも変わってきます。まずは下の写真を見てみましょう。

DSC_5031 - コピー
90mmステム使用時

DSC_5033
120mmステム使用時

ステムの角度は同じもので長さを変えた状態です。長さが違うので当然腕の伸び具合などは違ってきます。


そしてこちらは同じステム長でも角度が違うものを使用した場合です。

DSC_5031
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0mm、7度のステム使用時

DSC_5032
90mm、25度のステム使用時

25度ステム使用時の方が同じ長さのステムでもサドルとハンドル位置の落差が大きく出て、より前傾のポジションになっているのが分かると思います。この状態では25度のステムを使用した場合サドルとハンドルの落差が7.2cm。7度の場合は4.7cm。実に2.5cmも落差が出るようになります。同じサイズの自転車にこの二つのステムをそれぞれ使用すると写真のようにハンドルの高さがかなり変わるのが見てとれると思います。

DSC_5048
右:90mm、25度のステム
左:90mm、7度のステム

ステムを選ぶ際は柔軟性と上半身の胴体角度が重要

以上をふまえて最適なステムを選ぶ際にポイントとなるのは自身の柔軟性ハンドルを握った際の胴体の角度(写真の赤いラインで表した角度)です。柔軟性が低い人が落差をつけるような角度のステムやハンドル距離が遠くなるような長いステムを使用すれば胴体の角度が開きすぎてしまうため、腰や腕などに痛みが発生してしまう原因にもなりかねません。

プレシジョンフィットでは、ポジションの計測前に必ず柔軟性の計測をおこない、柔軟性や自転車のライドスタイルによって適正なステム長を導き出すことができるシステムです。

ではステム長が変わると出力やペダリング効率に変化があるのか?次回はそれらの計測をおこないたいと思います。

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